空白の4年間

 ♂白木 夜空(ヨゾラ)(上司)(ゲームキャラクター):

♀小松 双葉(ニケア):
(ニケア)内の名前はゲーム実況中のアカウント名です。
小松「はいどうもー!こんにちはこんばんはニケアでございます!今回実況するのは、『アーネストワンタクティビジョン』このゲームは探索型スパイミッションRPGで、敵になるべくみつからないようにしながら目的を果たす、アクションRPGです!」
小松「初めましての方は初めまして、知っているかたは、って、こんなときまでやっぱ抜けないなー。私は、高校性のときに、初めて動画配信サイトでゲーム実況を始めたんだ。初めてのときは探り探りでうまく話せてるのかもわからなかったし、今と違って長時間の投稿もできなかったから10分で終わる短いものだった。…今聞いたら笑っちゃうくらい慣れてないなー…きっかけは、面白そうだったから。ほんとにそうだった。あとは、ゲームが好きだったからかなー。まあ、それはいいんだ。今回聞いて欲しいのは、なぜ、またやろうと思ったか。うん。少し長くなるけど、聞いてもらえるかな。」
夜空「お、今日も動画上がってるなー」
小松「どうも、皆様こんにちはこんばんは、ニケアです。今回やっていくのはこちらのゲーム、”未来ケイタイ”です。このゲームは、未来がわかるケイタイを拾ってしまったために主人公が事件に巻き込まれるホラーゲームです。怖いのは苦手ですが、さっそくやっていきましょう」
夜空「今回はホラーゲームか。どんな話なんだろ」
小松「この物語は、暴力的なシーンを含みます。ご注意してください。だそうです。苦手な方は気を付けてくださいねー。あ、ボイス付きみたいですね。」
夜空「『ふぁあ、今日も学校か、行くのやだなー、毎日部活だけだったらいいのに。』」
小松「あー、わかりますねー、私も部活だけでいいかなー。」
夜空「勉強嫌いかよ。『はあ、学校だりーなー。ん?なんだこれ』」
小松「あ、何か見つけたみたいですね」
夜空「『ん?随分ふるいケイタイだな、なんだこれ、データもなにもないな』」
小松「なんですかね、気になりますね」
夜空「『…なんか気持ち悪いな、捨てようかな』」
小松「え!選択肢出てきましたね!ケイタイを捨てますか。え、未来ケイタイってゲームでここでケイタイ捨てたら話終わっちゃいますよね!…ただ、実況者としてはここは見過ごせないですよね。 いいのかな…。捨てる」
夜空「『んー…、やっぱり気持ち悪いし落ちてたところに戻すか』」
小松「そうですね、気味悪いですからね」
夜空「『うん。やっぱり気味悪いし、元のところに戻しておこう』」
小松「あ、戻せるんですね。どうなるんだろう」
夜空「『ん、これでよし。はあ、だるいけど学校行くか』」
小松「あ、学校には行くんですね」
夜空「『こうして俺のつまらない日常は改めて続きを取り戻した』」
小松「え、まさか」
夜空「『なにも変わらない、消して華やかではないが、危険なこともない穏やかな日常は、終わることなく続いていくのだった。END5日常』」

小松「ええー!!!終わった…。あ、えっと、END5回収でーすぱちぱちぱちー。まあ、題名、未来ケイタイなのにケイタイ捨てたら始まりませんよねー。次は回収して学校行ってみましょうか。はい、カットして戻ってきましたー」」

夜空「『…なんか気持ち悪いな、捨てようかな』」

小松「ここですねー、捨てません!」
夜空「『んー、とりあえず交番に持ってくか』」
小松「そうですね、えらいですね。そういえば彼の名前を知りませんねえ。」
夜空「『はあ、眠いな、昨日動画見すぎたからなー』」
小松「あ、私と一緒ですねえ。私は途中で寝ちゃいますけどね。」
夜空「『ん?なんだこの音楽。身に覚えのない音楽が鳴り始めた。それは俺のポケットからだった』」
小松「おっと、これは始まった感じですかね?いよいよ未来ケイタイが始まりますよー!」
夜空「『メールを受信しました…ねえ。ん?俺は拾ったケイタイが受信したメールを確認すると、車のクラクションに驚いた。どうやら交差点で交通事故があったみたいだ。ケイタイを拾わずいつもの時間に登校してたら事故に巻き込まれてたかも…?…なんだこれ』」
小松「んー、なんか意味深な感じですねえ。ん?”そのとき遠くのほうでクラクションの音と共に、何かが激突するような音が聞こえた”え、これって」
夜空「『なんだ今の音。俺は音のする方に急いだ。交差点で交通事故があった。…なんだよこれ、まさかさっきのメールが…。(メール受信音)」
小松「うわあ!びっくりした。なんの音ですかね」
夜空「『うわあ!…さっきのケイタイがメールを受信してる。』」
小松「あはは、私と同じリアクションしてますねえ。メールはなんて来たんでしょう」
夜空「『あれ、時間が16:30?…今日は社会の抜き打ちテストだった。直前まで先週のプリントの話してたのに全くできなかった。最悪。」
小松「これは、今日起こるはずのことが受信されてるんですかね?でも、これはそんなに悪いことじゃなくないですか?プリント見たらできたー!ってやつですよね?」
夜空「『届いたメールのとおり社会の時間に抜き打ちのテストがあった。俺は先週のプリント見てたから確実に満点!ラッキー!』」
小松「ほーらやっぱりそういうことですよねー!」
夜空「『この未来がわかるケイタイすっげー便利じゃね?こんなん使うしかないよな!』」
小松「あー、ちょっといいことがあるとすぐに気味悪さとか忘れちゃいますよねー。彼はこのあとどうなっていくんですかね?続きは気になりますが。今日のところはこの辺で!また、次回もお楽しみにー!それでは、ばいばーい!」
夜空「あ、おわった、やー、やっぱりおもしろいなー、全然進んでないけどね、次いつアップするのかなー」
小松「ふう、こんな感じでいいのかな。結構話ながらするのって難しいな。…、でも、なんかたのしい。」
小松M「始めのころの実況を見返すとなんか、頑張って話してるなーって感じかな。自分が自分にツッコミ入れてるし。でも、なんか面白いんだよなー。ただゲームをするのが楽しくて、ただ編集するのが楽しくて、ただ、誰かが見てくれてるのが、楽しかったんだ。」
夜空M「ゲーム実況って何が楽しいの?俺が初めてゲーム実況って言葉を知ったときはそう思った。実際自分でやる方が楽しいし、人がゲームしてるの見てるだけなんてもどかしいし、きっかけなんて、”女の子がゲームをしていたから”だった。きっかけなんて、そんなもんだ。」

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#3
小松「はいどうも、さあ、続きをやっていきましょうね。前回はびっくりしましたねー!まさかあのケイタイは悪魔が擬態した兵器で、それを使わせないために未来から送還されてきたものだったんですね!だから未来がわかったのかー。でも、急展開過ぎて軽く置いてけぼりでしたね。あ、いや、嫌いじゃないですよ?話としてはとてもおもしろいしーって、つづきやりましょっか。」
夜空「『まさか…俺が拾ったケイタイが悪魔の擬態だったなんて…』」
小松「はい、すみませんー、さっきもそれ私が言いましたよー」
夜空「『どうりでケイタイを拾ってから誰かに見られてる気がしてたんだよ…』」
小松「あ、私のことですかー?だったら拾う前から見てましたよ~?」
夜空「『なんだか幻聴も、』」
小松「聞こえてるのも私ですねー、ちょっと長いんでポンポン行きませんかー?」
夜空「『え、ああ、ごめん』」
小松「え?今私に返事した?」

夜空「『はあ?いったいどれだけおまえのいう事聞けばいいんだよ…。確かにおまえの未来を見る力で助かったようなもんだけど…』」

小松「ああ、ケイタイの悪魔に言ってたんですね。びっくりしたー…」
夜空「『それで、おまえの目的は一体なんなんだ?』」
小松「そうですね、気になりますね。あ、悪魔はボイスついてないんですね。『私は、ただ元の世界に戻りたいだけなんだ…、戦争の兵器になんかなりたくなかった…』なるほど、ってことはこの悪魔さんを元の世界に帰すのが目的ですかね?」
夜空「『なら、俺はお前をもとの世界に返せばいいのか?』」
小松「『…ああ。だが、簡単じゃない…』やっぱりそういうことなんですね。じゃあ、悪魔さんを返すために必要なものを探していきましょー」
夜空「『お前を返すためには何が必要なんだ?教えてくれないと無理だぞ』」
小松「はい、そうですね。(『まず一つ目に%&$’##&$’の勾玉だ。二つ目が$%&’#(‘$の蟲毒。三つめが$$%の(‘(#’#(だ。』)え、まず一つ目になんとかのまがたま、ですかね?二つ目はなんとかの…。虫が三つの毒ってなんか気持ち悪いけど意味わかりませんね。三つ目に関しては情報無しですかね?」()内は画面を見ながら話してる感じでお願いします。
夜空「『(なんだ?音なのかなんなのか聞き取れない言葉だな…。)なあ、その一つ目の勾玉はどんななんだ?』」
小松「そうですね。(『%&$’##&$’の勾玉だ』)んー、やっぱり聞き取れないみたいですね」
夜空「『どんなものかわからないと探しようがないんだが…。(ん?ケイタイの画面に画像が…)。これは?』」
小松「なんですかね?『この画像の物だ』便利だな!でもまあ、そうですね、”んーんる先生”に聞けば探し物も一発ですよ!」
夜空「『ああ、検索すればなんでも見つかる時代だもんな』」
小松「あはは、まーた同じこと言ってるー。気が合いますね~。ということは?勾玉を探せばいいんですかね?ちなみに画像は、あ、見れますね。赤い勾玉。赤いってことだったんですかね?勾玉って言ったら神社とかですかね?」
夜空「『勾玉って言ったら神社だろ』」
小松「あははー」
夜空「『とりあえず町で一番近い神社に行った。ここは、神代神社だ』」
小松「なんか、神って被ってますけど大丈夫ですかー?」
夜空「『そこには朱色の勾玉が祀られていた』」
小松「早!そんな簡単に手に入るんですか?謎解きなんかあると思ったんですけどね」
夜空「『ん?メール?俺は神社の入り口から出ようとすると突然階段が崩れて…。俺は瓦礫の下敷きになって…死んだ…。は…?フラグじゃん』」
小松「ダメですよ、メタ発言しちゃ!でも、これだと帰れないですねー。別の出口があるのかなー。あ、選択肢ですね、1.今度のメールはうそだろ。いやいや、そんなことはないと思いますよー?2.他に出口を探そう。そうですね、私もそう思います。3.勾玉をあきらめる。いやいや、あきらめたらクリアできないじゃないですかー。んー、あえての選択肢なんでしょうけど、やっぱり2だとおもうんですよねー。他のルートがあるんじゃないですかね?2!」
夜空「『正面から帰るのはやばそうだ、別の出口を探そう。』」
小松「はい、私もそう思いますよー。じゃあ、どこから帰れるか探してみましょうか。あ、入口近くに行くと引き返す感じになってるんですね。ゃ、あー。ここは、んー。他のところから降りられるところはありませんねえ。じゃあ、勾玉が置いてあったとことかですかね?」
夜空「『ん?社の中をよく見るとはしごがかかっているようだ』」
小松「やっぱりね!そこから行きましょう!」
夜空「『ふう、暗くて足を踏み外しそうだったけどなんとか出られたな。ん?ここどこにつながってるんだ?あんまりいい空気じゃないな…』」
小松「そうですねー、なんだか不気味なところに出ましたねえ。続きは気になりますが今回はここまで!この洞窟の先にはいったい何が待っているんですかね!では、よければ次回も見てください! ご視聴ありがとうございましたー!ばいばーい。」
夜空「一応進んだけど選択しかしてないな。続き気になるなー。…このゲームしてみよっかな…」

小松「ふう。終わった。なんか音も気味悪いし、このまま少し探索してみようかな。とりあえずはしごは、…あ、はしご登れなくなってる!もう進むしかないってことですね!…ははは、録画してないのに敬語になっちゃった。んー、気になるけど今日は終わり!はあ、おなかすいたー」

夜空M「ゲーム実況者って気になって他の人のも見てみたけど、うまい人とか、声が可愛い人とか、面白い人とかいろいろいた。なるほどなーとは思うけど、故意に見ることはあんまりなかった。でも気づいたらニケアの実況は見てたんだよなー。特別うまいわけでも、抜群に謎を解くわけでも、読み方がめっちゃうまいわけでもなかった。ただ、なんか一生懸命なのが印象的で気づいたら更新されるのが楽しみだった。そう、それがずっと続くっておもってた。ほんとに。」
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#7
小松「はいどうもー!いよいよアイテムも2つ集めて最後の一つになりましたね!前回来たこの場所にあるみたい出すけど…なんか嫌な雰囲気ですね。とりあえず続きやりましょー」
夜空「『なんか、君の悪いところだな…』」
小松「はい、そうですねえ」
夜空「『なあ、ほんとにここにあるのか?…おいって」
小松「『…』今まであんなに話してくれたのに全然話してくれないですね。(『$$%の(‘(#’#(』) あ、読めないやつきましたね」
夜空「『それは画像で出してくれないのか?わかんないと探しようがないぞ』」
小松「あ、画像が出されましたよ?最後の一つはなんなんですかね?」
夜空「『…!!』」
小松「え?…これは、彼の画像…ですね。なんだか嫌な予感がしますね」
夜空「『…おい。なんで俺の画像なんて…あ、間違えたのか?』」
小松「あ、しゃべりますね。『…ははは、最初から3つ目は手に入れてたんだ』え、まさか?」
夜空「『な、おい、何言ってんだよ…』」
小松「『まさか自分から俺を拾ってくれるとはな』
   あー。これはまさか?」
夜空「『お、おい…まさか』」
小松「え!画面が!いきなり画面が!『おまえもそこまでばかじゃないだろ』(悪魔を演じる感じじゃなく自分で読んでる感じで)って、えー!これは逃げなきゃ!」
夜空「『な、う、うわあああああ』」

小松「はやく!逃げて!え!はやい!!!…あー、死にましたー。え、どこから?あ、叫ぶところからですね、はい、そこは聞いたんで飛ばしますよー!え、ちょ、はや…ぐええ。あははは、簡単にやられますねー。まあ、あれですよ、手加減してあげてただけなんですよ!さあ!悪魔よ!ここからが本番だー!!!と、盛大に意気込んでは見ましたが死亡ダイジェストをお送りしまーす」

夜空「ふふ、めっちゃ死んでんじゃん。」
小松「おわっと、あー!死んでー、ない!のは、うそ!あははは」
夜空「ははは、どっちだよ。これ何回くらい死んだんだ?」
小松「えい!とわ!あー!おしい!!」
夜空「…おしくないよね?」
小松「さ、次は行けますよ!(それから死にまくった)」
夜空「どこがいけてんのさー」
小松「もう!これなんかやり方あるんですかね?アイテム使うとか…。持ってるアイテムは勾玉と、蟲毒(こどく)の入ったツボくらいですねえ…。んー、…投げるとか?」
夜空「アイテム使う=投げる発想って、はは」
小松「わかんない、よし!使ってみよう!えい!あ!当たった!ふふふ、やっぱりなー、そう思ってたんだよなー!え?なに、これ」
夜空「『やった!ひるんで動きが遅く…は?』」
小松「なんか、かたちかわってません?『ありがとう。少しもどった、もう逃がさない』って、え!…いや、これは、えー…」
夜空「『逃がさない。やつがそういった刹那。俺の下半身は…消えた。正確には一瞬で”持っていかれた”』」
小松「ハガレン好きなんですかね。ってそんな場合じゃないですね」
夜空「『ふっと消えた下半身はやつの手の中にあり、体が下半身が消えたのを気づくのに3秒ほどかかった。…体に痛みと熱さが走り、切断部からとめどなく赤い液体があふれ出した。寒い…急激に襲う寒気と、言葉にならないうめき声をこぼしながら意識が遠のいていくのを感じた。そう。あのわけのわからない3つ目のアイテムは、”おまえのからだ”ということだったみたいだ。血だまりに溺れながら左腕を”むしり”とられた俺は意識をうしなって…』
小松「(上記のセリフを聞きながら反応をしてください)」
夜空「『END4悪魔の導き』」

小松「ええー!…後味悪いのにEND4ってバッドエンドじゃないですかー!って、まあ、バッドエンドですよね…。はい、えー、えー…。ー生懸命集めたのになー…。今日は、り・べ・ん・じーもくじーあーもくじー、こころがー、こころがついていかないー…。また次回ですね!次こそは彼を生還させるトゥーエンドめざしていきましょう!ご視聴ありがとうございました!」

夜空「あー、ひどいエンドだったなー。あんなにがんばって集めたのになー。でもこれがバッドエンドならトゥルーはやばいんじゃないかな?はは、楽しみだな」
夜空M「残念ながら彼が生還するトゥルーエンドは訪れなかった。どんなに待っても彼は血だまりの中で化け物に食されたまま。その動画を最後に、彼女の投稿は止まった。何があったのかも知らず、ただ、日常が忙しいんだろうなとだけ思っていた。」
小松M「本当は彼を生かしてあげたかった。死んだままになんてするつもりじゃなかった。でも、んー。そうだなー。高校生の時は時間もあったし、ただ楽しいことだけしていればよかった。編集に時間もかけることもできてた。ただ、将来のことを考え始めたときに、やらなきゃいけないことが増えてきた。高校も3年生になって、進路のことを考える時間が増えた。とりあえず短大に進学して、自分のやりたいことを決めよう!と思ってたけど、短大って忙しいんだよー?自分探しよりも自分にできることを専攻して学んで、あっという間に社会人になった感じだった。」
上司「今日からここで働くことになった小松小松さんだ。はい、みんなに挨拶して」

小松「小松双葉です。まだわからないことも多いですが、精一杯頑張るので、よろしくお願いします。」

上司「はい、よろしくー。彼女はまだ何もわからないからみんないろいろと教えてやってくれ。小松さんもわからないことがあったらなんでも聞いてね」
小松「あ、はい、よろしくお願い致します。」
上司「じゃあまずは、この資料をこの表みたいにまとめておいて。」
小松「あ、はい。」
上司「Excelは使える?」
小松「えっと、一応…。」
上司「一応じゃなくて、どのくらいできるの?」
小松「学習で学んだくらいには、使えます。」
上司「…はあ。とりあえずこんな感じでまとめといて」
小松「はい…。」
上司「とりあえず小松さんには資料のまとめ方と表の使い方教えといて。あと、電話対応。電話できないとお客さん相手にできないから。ちゃんと見とけよ。」
小松「…悪い人じゃないんだろうけど…。慣れないな…。いや、始めなんて誰でもできないんだ。
   がんばろ!」
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小松「入社3か月後」
上司「小松さん。頼んでおいた資料はどうなった?」
小松「あ、すみません。あと少しかかりそうで…。」
上司「具体的にはどのくらい?」
小松「…まだ、少しかかりそうです…」
上司「…はあ。データ頂戴。あとやっとくから」
小松「あ、いや、でも…。」
上司「いいから。データこれに入れたら、佐藤さんに渡して店頭掃除してきて」
小松「…はい…。わかりました…」
上司「佐藤さん。なんでもっとちゃんと見てあげないの。今日の夕方には資料にして確認なんだからギリギリまでやらせてたらだめだよ」
小松「…なんで佐藤さんを注意するんだろう…。できないのは…私なのに…。」
小松M「別にやる気がないとかそんなんじゃなかった。なんでうまく行かないのかも、正直わからなかった。やれるだけやってるし、教え方も丁寧だし。特に無理を強いられてるわけでもない。…しいて考えられるとしたら、単純に慣れなんだと思う。…私は不器用だから、同時にいくつもできない…。でも、そんなのただの甘えなのも分かっていた。それでも、10ヵ月もする頃には相変わらずゆっくりではあるけど、少しずつできることは増えていった。あの、ちょっと厳しめの上司からも」
上司「小松さん、最近は時間に間に合うようになったよね。今度新しい顧客がくるんだけど、挑戦してみない?」
小松M「と、新規の顧客を振ってくれるまでにもなった。ただ、1年と2か月目から少しずつまた大変になっていった。自分一人だと少し余裕が出てきたものの、新人を教える立場になったのだ。」
新人「本日よりお世話になります!斎藤ヒロキです!よろしくお願いします!」
小松「教育係になった小松です。よろしくお願いします。」
新人「ハイ!よろしくお願いします!」
小松M「この新人…返事はいいんだけど…。全然覚えない…。メモも取ってるし、やる気もあるんだろうけど…なんか空回りしてる…。…って、私もそんなだったのかな。根気よく教えて行けばわかってくれることはあっても、こっちが大事な資料をまとめたり、時間がギリギリな時にかぎって質問をしてくる。それを対応していたら残業して帰りの時間が…。…はあ…。人を教えるのは大変だし、先輩もこんな感じだったのかと思うと人のことは言えないけど、正直早く帰りたい。上司は新人のミスを注意してくるし…。いや、私の時もだいぶ先輩言われてたけど、だけどさ、なんで私にばっかり言うの。打たれ弱いのもわかるけどさ、…わかるけどさ…それでも、10ヵ月もしたら。…。つくづく不器用な人間は10ヵ月なのかな、ははは。新人もすこしずつ手がかからなくなってきた。」

新人「あ、小松先輩、ここ、これでいいんですよね?」

小松「あー、うん。そうだね、あと、漢字がたまに抜けてるから気を付けてね?」
新人「はい、わかりました。」
小松「はあ、ちょっとは手がかからなくなってきたかな。」

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夜空M「あれから、もうすぐ3年。すっかり名前も忘れ、あんなに見ていた実況も忘れていた。別の実況者さんは見てたんだけどね。俺はというと、自分が配信する側になっていた。…とはいっても、お遊びの延長でいろいろしたり、ネットで知り合った人とぐだぐだだべっている程度だったが、それでも、こうやって配信が自然になるっていうのは、あのとき毎日動画見てたからなのかなー。忘れていても時折自分も配信で、はーい!どうもこんにちはこんばんは!…無意識で使うフレーズに、体は覚えてるのかなー、なんて…。そんな、俺の知らないところで、とある事件が起こる。」
上司「おい、小松、ちょっとこい」
小松「え?はい」
上司「お前、寺尾様の商品はどうした」
小松「え、寺尾様?あの、なんのことですか…?」
上司「3週間前にお前に頼んでおいただろ!古くからの常連様が取り寄せたい品があるから在庫確認しておけって!」
小松「え…あの…」
上司「冬季商品の限定品と一緒に注文頼んでおいただろ!」
小松「…あ!」
上司「どこにある、今寺尾様がお待ちだ、早く用意しないと怒って帰ってしまう!」
小松「…。…忘れてました…」
上司「…は?おい、冗談じゃないんだな?」
小松「はい!、すみません!私、謝罪してきます!」
上司「…!、はあ。いい、俺が謝る。」
小松「でも!私のミスで!」
上司「お前のミスは俺のミスだ、お前は裏で限定品の数を確認しろ。ほかにも抜けてるかもしれない。」
小松「…はい。」
上司「寺尾様、申し訳ございません。」
小松M「上司は、今までみたことも無いような顔で、ものすごくあやまっていた。商品は遅れても大丈夫だと言って頂けて、大事にはならなかったみたいだ。ただ、その後も上司はすごい顔をしていて…。とても、話しかけられる空気ではなかった。それでも、自分のミスだと思い、上司に声をかけると…」
上司「今は黙っていてくれ。お前に頼んだ私のミスだ。…はあ。大切な常連様を…」
小松「あの、でも…」
上司「最近負担をかけすぎていたみたいだな。今日は残業しなくていい。ちょうど連休だしゆっくり休みなさい。」
小松「でも!まだ資料をm」
上司「いいから。今日はさっさと帰ってくれ」
小松「はい…」
小松M「確かに、私は重大なミスをしたのかもしれない。お客様の信用を失いかけることをしたのかもしれない。でも…あんなに怒ることないじゃん!その日は、帰ってから思いっきり泣いた。めずらしくやけ酒もした。くそ上司が…!!なにがわかるって言うのー!!!!!珍しく飲みまくり、正直昨日のことは覚えてな…」
小松「…うう…頭痛い…、気持ち悪、…。え、なんでパソコンついてんの…」
小松「はーいどうも!こんにちはこんばんは!ニケアでござます!!」(録画の音声です)
小松「え…なにこれ…」
小松M「そこに残っていたのは、フリーゲームをしながらろれつが回らない自分の動画だった。久しぶりに見る自分の動画は、なんか酔っ払いで、少し恥ずかしくて、でも、とても面白かった。バッドエンドで叫んだり、意地でもトゥルーエンド探すんだー!!って意気込んでたり。トゥルーエンド見て、飲みながら号泣してたり…。正直、ゲームは社会人になってからもやっていた。でも、いや、ちゃんと楽しんではいたんだけど、なにか物足りなくて…。実況しながらやるには時間がなくて、でも、普通にやっていても、少し物足りなくて。…。酔った私は、本能のままにゲームを楽しんでいるように見えた。なんだろうなー。ちょっと動画の中の自分が羨ましかった。ゆがむ視界の向こうではワンワン泣きながら主人公を労う私がいて。道中も覚えていないその主人公に負けないくらい、私もトゥルーエンドを迎えようとしていたんだとおもう。」
夜空「あ、小松…。えっと…。あ、わかってる、ちゃんと言うって。昨日はきついことを言ってすまなかった。あれじゃ、完全にパワハラだよな。俺は昔から言いすぎることがあって、教え方を変えるために距離を測っていたつもりだったんだが、はは、だめだな。おわびに今度みんなで飯でも食いに行こう。幸い寺尾様も怒っていないし、引き続きうちの店をひいきにしてくれるみたいだ。」
小松M「次の日、上司が謝りにきてびっくりした。どうやら昔から言いすぎるところを直せと上から言われていたらしい。それで、新人には直接ミスを伝えず、先輩に話すようにしていたんだって。先輩から言われたときには、ほっとして緊張の糸が切れたのか、思わず涙が流れてきた。それかは上司もよく話かけてくれるようになり、一時のピリピリムードとは打って変わり、すこし余裕もでてきたかなー。」

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夜空「あー、この人の動画も全部見ちゃったなー。…そういえば昔の動画で、えっと、誰だっけ。んー、昔の検索ワードで出てくるかな。女性実況者、ホラー、えっと、ゲームの題名、未来ケイタイ。あ!いたいた!うわー、懐かしいー。えっと、…あれ?」
小松「あ、はーい!ありがとうございます!…ははは、買ちゃった。とりあえずつなぎ方はー」
夜空「…2018年2月…?え、今年?なんで?」
小松「これで、つなげた。音はー。…うん。ちゃんと入ってる。はは、音質変わってるなー。あ、あ、あー。…なんかなつかしい…」
夜空「この動画では何も語ってないな。空白の4年間…。そっか、最後の動画投稿から4年経ってるのか。あれ、次の動画…」
小松「あー、昔の録音ソフトまだ使えるなー。でも、録画するなら…、うわー、懐かしいなー。…あはは、使い方忘れてるや。えっと、なに話そうかな。前回の予告したことはー…。」
夜空「次の動画。…えい。!…あははは、うわー!なつかしー!にけあだ!」
小松「はーい!どうも!みなさまこんにちはこんばんは!…いや、お久ぶりです!元気してましたか?動画を投稿してないのに、ずっとチャンネル登録して頂いてる方や、もうゲーム実況はしないの?という声をかけていただいたのと、ちょうどね、日常も落ち着いてきたので…。はい!ゲーム実況復活します!」
夜空「おお!まじか!」
小松「実は、ゲーム実況復活の一本目のゲームは決まってるんですよー!再開するならこれからしたいなってのがありまして!それで、今回は機材も昔とちがうので、少しはいい動画になると思います!…ただ、昔とやっぱり違うなーとか、性格かわったなーと思われることもあるかもしれません。そのときは、気にせず他に行っていただいてかまいません。でも、やっぱり見て頂けると嬉しいので、見て欲しいなー。今回は復活のお知らせだけなので、次回からは実況始めたいと思います!よろしければ是非!見にいらしてくださいね!それでは!ばいばーい!」
夜空「…はははは、めっちゃ懐かしー!なんか、変わんないなー!あ、昔と端末ちがうからか、チャンネル登録してっと…。ん?あれ!今やってる?!」
小松「えーっと、ここはこれでいいんですかね?…ちがうかー、ちょっと待ってくださいねー。じゃあ、なにか見つかるまでカットー…できないじゃん!あはは、まだライブ配信はなれませんねえ。」
夜空「うわー!カットって、なつかしい…。えっと、あ、コメントできるな。こんばんは!初めまして!っと」
小松「んー、なにかないか…。あれ?あ!どうもこんばんは!えっと、”ソラ”さん初めまして!…あれ?初めましてでしたっけ?」
夜空「あはは、会話できてるし。えっと、話しかけるのは初めましてですが、初めましてではありません!4年前に見てました!っと」
小松「あ!ちょっと進みそうですよ!じゃあ、この道を…。え!あ!ちょっと待ってください!え!4年前から見てくださってたんですかー!!みなさん!また4年前組の方が増えましたよー!ソラさん!実は他にも4年前の方たちがいらっしゃるんですよー!」
夜空「あははは、なんだかんだみんな待ってたんだなー!」
小松「あー!うれしいなー!やっぱりなんか、うれしいですね~!今日はこのゲームをクリアするまでやっていきたいと思うので、よかったら見て行ってください!!」
夜空M「その日は結局クリアするまで配信にいた。一緒に謎解きをしながら、他の方たちとも交流しながら。…なんとも不思議な気持ちだ。ずっと前に見てた人が、今そこにいる。話をしている。会話をしている。すごく不思議だけど、すごく、…なつかしい。その日から、”にけあ”の動画を見るのが増えていった。」

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小松「んー、次のゲームは何をしようかな…。まだクリアしてないのもあるし、やりたいのもいくつかあるけど。んー…」
夜空M「彼女の魅力はなんだろう。正直、言葉にすると、わかんない。とりあえず見てみて?って感じかな。すごく丁寧で、とても楽しんでやってる。だから見てるんだけど。自分がなにかをするときに、そこまで最近なにかを楽しむー!ってこともなくなってきていたから、余計楽しく見れるんだと思う。…もう一度、やれることからやってみようかな。あの日から、止まっていた自分の中の時計の針を動かす。」
小松M「4年前のあの日、実況を辞めたあの日。休止のつもりで、またいつかとかおもっていたけど。…誰かが後押しをしてくれなければやらなかったとおもう…。日常で楽しめるものも増えたし、正直その間に新しい遊びも知ったし、それでいいなとも思っていたし。ただ、それじゃ足りないのは、一番自分が気づけてなかった。足りないもの、足りないものか…。はは…」
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夜空「…。はは。性格変わってるーとか言ってたけど全然じゃん。昔と特にかわったとこもないでしょ。…それに、みんな年くうんだから、って、むしろ前より元気になってない??」
小松「あ。そっか。すっかり忘れてた。」
夜空「なんか、昔のも見たくなってきたな。…そういえば、彼はあのあとどうなるんだろ」
小松「んー、正直全然覚えてないなー。でも、あのままにはしてられないよね。」

夜空「あー、なつかしいなー。このころなにしてたっけ。全然覚えてないや。…そういえば、実況してた動画俺もやったんだっけ。」

小松「んーー。よし!これに決めた!!…待っててね。きっと、次は…」
夜空「ん?あ!今日も放送するんだ?なにするんだろ?」
小松「今回は少し、予告編にしたいと思います。みなさん、次回のゲームはなんだと思いますか?今回から知って頂いた方は知らないかもしれないですけど。昔から応援して頂いている方には、なつかしいあれですよー?では!次回の放送は明日の21時からになりますので、よろしくお願いいたします!!」
夜空「って、言ってたけど、いったいなにやるんだろ?」
小松「ゲームは用意できた。放送準備もできた。…はは、ちょっと緊張するな…。…。…よし。やるか!はーい!どうも!みなさまこんにちはこんばんは!ニケアでございますー!あ!みなさんこんばんは!今日のゲームきになりますかー!へへ、実はですねー。私はまだ、助けなければいけない人がいるんですよ!みなさんもよーく知ってるあの人ですよ!っと!いうわけで!今回実況するゲームは…」

ーもくじー

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