♂:朽木 真 (くちき まこと)
♀:八谷 心美(はちや ここみ)
心美「あ、うん、全然大丈夫だよ。え?全然全然、大丈夫だから。こうやって、毎日仮面を被る日々。…。ほんとうは、ちがうのにな。それでも、合わせてないと、なんか、違うっていうか…。 でも、そんなことしてたらだめなこともわかってるし。そうやって、自分の本当の気持ちを隠しながら、本音を言うことから逃げながら……。私は、どこだ」
真 『本当の自分』
心美「あ、おはよー」
真 「お、おはよ。」
心美「はあ…」
真 「ん?なんだ?」
心美「え?」
真 「え?って、ため息ついてたから」
心美「え!あ!うそ!いやいや、全然平気だよ!」
真 「そうか?ならいいけど」
心美「あ、それより今日の範囲ちゃんと覚えてきた?昨日セリフ飛んでたし、そろそろ本格的に詰めたいんだけど?」
真 「ああ、昨日帰ってから散々やったよ」
心美「ほんとにー?」
真 「ほんとだって、お前こそ大丈夫なのか?」
心美「何言ってんの、いつも大丈夫でしょ?」
真 「ああ、まあそうだな。心配するだけ無駄か」
心美M「いつもこうだ、私のことを心配してくれる人はいない。心美はいつもできるから、心美ちゃんなら大丈夫。お前のことたよりにしてるから…。ほんと、みんな自分勝手…。演劇を始めたのは中学生のころからだった。はじめは、幼稚園の時にしたお遊戯会のときに、すごくほめられて、それが忘れられなかったから。…そんな理由だった。それが、中学に入ると顧問の先生は昔演劇をやっていた人で、話もやりかたもすごくおもしろくて、気が付いたら夢中になっていた。そして、高校に進学した時に、演劇部がないなら自分たちで作ろう!と、なって早2年。…まさかこんなことになるなんてなー…」
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真 「おーい!おせーよ!」
心美「うるさいなー、今日、日直なの!」
真 「はいはい、そんで?ランニングは?」
心美「もう済ませてきたー」
真 「はや!俺ら今体幹終わったとこだぞ?!」
心美「どっちが遅いのよ!」
真 「じゃあ、俺ら走ってくるから今日の項目よろしくなー!」
心美「はいはい、いってらっしゃーい。……はあ。さて、始めるか。」
心美M「今彼が言った項目というのは、練習項目のことだ、高校の顧問は演技経験が全くなく、他の部員は私以外の経験者はいるものの、あくまで、経験がない中でやってきただけで、誰かに指導してもらったことがなく、練習項目は、私が考えなければいけない。難しすぎても、大変すぎてもだめ。でも、簡単すぎてもだめで、すこしどうしたらいいか迷っている。はあー、今日はエチュードでもさせておこうかなー。…でも、大会も近いし…。んー…。」
真 「…はあ、はあ……。だあー、疲れたー!!!」
心美「はいはい、おつかれさま」
真 「はあ、はあ、…項目…できた…?」
心美「んー、ちょっと迷っててねー」
真 「何に迷ってんの?」
心美「んー、大会近いし、台本も詰めたいんだけど、…ちょっと気になることがあって…」
真 「気になること?」
心美「え?あ!いや、でも、台本やらないとだめだよね!」
真 「まあ、台本やったほうが、みんな楽しいしわかり易いんだろうけど。
なんか気になることあんだろ?」
心美「んー…やっぱいい!台本やろう!」
真 「ほんとにいいのか?ちょっとでも気になるんならちゃんと言えよ?」
心美「…。大丈夫大丈夫!!」
真 「そっか、じゃあ、みんなに舞台の用意させるから、
準備できたら来いよー」
心美「あ、うん。…わかった」
心美M「…私はいつもこうなんだ。自分の言いたいことが言えない。本当は今のままじゃだめなことも気づいていた。みんな台本がやりたくて、物語がやりたいのはわかる。…でも。気持ちがまったく入っていない。感情の動きが見えない。別に下手くその棒読みではないけど、…聞いててもワクワクしない。なんか、その形の人形が動いてるようにしか見えない。だから、心が動く練習をしたいけど、…みんなが嫌がるかもしれないことは、したくない…」
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~台本中~
真 「あ?なんでそうなんだよ?」
心美「なんでって、お前がやりたいって言ったんだろ?」
真 「ふぁ?そうだっけ?」
心美「ふぁ?ってなんだよ!ふぁ?って!
わけわかってないのにキレてたのかよ!」
真 「あっはは、ごめんごめん、んで?何したらいいんだっけ?」
心美「なんだっけって…。人は集まったのに台本が間に合ってなくて!お前が台本は任せろって言ったから任せたのに…!!!」
真 「…ああ!台本な!もう出来てるよ!」
心美「え?!どこだ!」
真 「こ・こ」
心美「…?」
真 「だーかーらー。こ・こ!」
心美「さっきから必死に目を指さしてるけど、どうしたんだ?」
真 「違うよ!頭!もう頭の中にできてるんだよ!」
心美「じゃあ、早く本だせよ!」
真 「…それはー、まだ」
心美「おい!」
真 「わー!もー、怒んなよー」
心美「人集めろ集めろって散々言っておいて…お前がなにもできてないからでしょ!」
真 「はい、ストップ」
心美「え?」
真 「あのさ、お前なんで感情入ると女に戻るの?お前男役だろ?」
心美「あ、いや、それは…そうだけど」
真 「お前がちゃんとやろうとしてんのはわかってるよ、でも、ちゃんと演技はしてるかもしれないけど、ちゃんと男には慣れてねーよ」
心美「…そんなこと言ったって…私、女だもん…」
真 「んなことわかってるよ!でも、部員全員の中で男は俺と修二だけ!あとは女ばっかでバランス悪いからお前を男役にしたんだろ?!」
心美M「そう。中学のころと一番違ったのはここなんだ。中学のころは、まだ楽しそうだってことで人も集まったけど、高校になるとよほど好きか、将来その道を目指しているか。そんなどちらかくらいしか人が集まらないんだ。他の強豪校でも男女比のバランスが悪いところもよくあり、男女が逆転することもよくあったりするんだ。私はほかの女の子からしても、背が高く…といっても170センチくらいなんだけど、演技経験からしても、男役はお前しかいな!お願い!と言われ、…しぶしぶ引き受けたんだ…。はあ…。女の子役がしたい…」
真 「おい、聞いてんのか?」
心美「…ごめん」
真 「いや。謝れってわけじゃなくて…。はあ…。今日の練習はここまでだな。」
心美「え…ちょっと…何言ってんの?大会まで1ヵ月切ってんだよ…?」
真 「んなことわかってるよ、でも、このままやってても無駄だろ。」
心美「…そんなこと…」
真 「他の場面の練習とかもやりたいだろうし、俺らは終わり。おい修二、このあとの場面練習しよーぜ」
心美「え…私は?」
真 「経験者だろ?みんなを見てやれよ」
心美「あ…うん…」
真 「…」
心美M「そのあとの練習を見ていてもみんな気持ちがバラバラだ。一つの作品というよりは、なんだか…ただの寄せ集め。もし先輩がいたら、もし顧問が経験者だったら。そんなことばかりが頭をよぎる。…ないものねだりばかりしてるのはわかってる。でも…。……でも……。」
真 「はい、今日の練習は終わり、それぞれまだ足りないところもあるからそこは復習しといてね。ほら、部長。なんか言うことは?」
心美「…少しずつだけど、よくなってきてるから、毎日やれることをしっかりしていこう」
真 「…。ああ、そうだな。まだまだ日にちはあるようであっという間に終わる。だから、悔いのないように頑張ろう!」
心美「…」
真 「なあ、このあとn」
心美「ごめん!今日ちょっと用事があったの忘れてた!また明日ね!」
真 「…ああ、また明日」
心美M「それから大会が始まるまでの間はあっという間だった。まだ不慣れな男役と、動く人形の集団は、…ギリギリ形を保つだけのスライムみたいだった。こんなの、何が面白いの。これで、なんで楽しいの。私は、女なのになんで男なの。…なんで気持ちが入ってもないのにそんなに笑ってられるの?なんで余裕な顔してへらへらできるの…!未経験だからって、未経験だからって…!!!この…下手くそ!!!」
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真 「いよいよ、あと1時間後で本番だ。みんな、緊張してないか?」
心美「1年生はまだ慣れてないだろうから2、3年フォローしてあげて」
真 「最後にチェックしておきたいところはないか?…ほんとに大丈夫かよ」
心美「ほらほら、3年のあんたがそんなんでどうするの?」
真 「わかってるよ、でも、明らかに緊張してるだろあいつら。」
心美「でも、やれるだけやってきたじゃん」
真 「…やれるだけ、ね」
心美「なに?」
真 「いや、なんでもない」
心美「…。え?あ、はい!じゃあ、みんな!移動するよ!」
真 「はぐれんなよ!ついて来い!」
心美M「やれるだけやってきたじゃん。…。何もできてない結果だけがのしかかる。結局、緊張で頭が真っ白になった1年生がセリフを飛ばし、そのフォローもできる人がいない場面だったため、話が飛び飛びになり。その次の場面で戻そうとしても、展開が間に合わず。…その急展開でまた頭がまっしろになった人がいて。…。その後も、とてもじゃないけど集中して演技できるわけもなく。…私たちの大会は終わった。」
真 「…みんなよく頑張ったって!」
心美「(なにを)」
真 「ほら、愛のあのセリフとかすごくよかったし!」
心美「(どこが)」
真 「緊張してた割にはおもってたよりできてたよ」
心美「(正気…?)」
真 「…おい、部長からもなにか言えよ…」
心美「…来年は、入賞してね(無理に明るく、ただ、表情はかたい)」
真 「…そう、だな。来年、俺たちの分も頑張ってくれよ」
心美M「あんなに頑張った大会は一瞬で終わった。…高校の3年間、いったいなんだったんだ。中学卒業したころには、本気でプロになりたいと思っていた。…でも、そんなこと、とっくに忘れてた。だれも頼れる人もいない。だれも手助けしてくれない。…だれも、なにもわかってくれない。心美だから…?…経験者だから?…。……。………f。…は、はは。ふざけんなー!!!!!その後、私は部活には一切顔を出さず、受験にも身が入らず、いつまでも大会のことを引きずっていた。結局適当な近くのデパートに就職して、ペコペコ頭を下げながら接客をしていた。」
上司「八谷さん昔演劇部だったんでしょ?演技だとおもってもっと笑ってくれないと!顔が固いよ!」
心美「え、あ、はい、すみません。」
上司「はあ、もっとうまく接客できると思ってたのに、がっかりだよ」
心美「…すみません…」
上司「君はすみませんしか言えないのか」
心美M「…はあ…。こんなはずじゃなかったのになー。でも、…もう。」
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心美「いらっしゃいませー」
真 「あの、すみません。この…八谷?」
心美「え?あのー」
真 「俺だよ、俺!」
心美「…真?え!スーツ似合わな!」
真 「うるさいな!数年ぶりに会った同級生に言うのがそれかよ!」
心美「あはは、ごめんごめん、今日はどうしたの?」
真 「どうしたのって、お客様ですが?」
心美「あ、本日はどのようなものをお探しでしょうか?」
真 「…似合わねー!!」
心美「うっさいな!…あ。ごめん、上司見てるから、昼休みに時間ある?」
真 「ああ、いいよ、何時?」
心美「14時くらいかな」
真 「平気平気、じゃあ…あれ、番号」
心美「変えてないよ?」
真 「わかった、またあとで連絡するわ」
心美「はいはーい」
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真 「そっか、お前はプロ目指すのかと思ってたわー」
心美「プロ?無理無理、そんなの無理だってー」
真 「そうか?お前ならやれると思ったんだけどなー」
心美「…あんな世界でやってけるのなんって、ほんの一握り。私には無理だったのよ」
真 「なんかすっかり女になったなー」
心美「私は女です!」
真 「あはは、ほら、男役ばっか見てたから」
心美「その男役をさせてたのは誰よ!」
真 「ん?誰だ?」
心美「あんたねえ!」
真 「はははは、冗談だって~、そんで、なんかあったの?」
心美「え?なにが?」
真 「いや、だって、お前考え込むとすぐ顔に出るだろ?」
心美「…え?」
真 「演劇部で言いたいことあるのに言えなくて”かたい顔”してただろ?」
心美「…なんで…」
真 「ん?なにが」
心美「なんで今それ言うの…」
真 「は?」
心美「あのとき…あのときどれだけため込んでたか知ってたんでしょ!?」
真 「ああ、知ってたよ」
心美「じゃあなんで?!」
真 「そんなの自分で言えなきゃ意味ないからだよ」
心美「…は?」
真 「お前は昔から自分の本音隠してたもんなー」
心美「…」
真 「周りに気使ってさ、言いたいこと言えなくてさ。そんでキレてなんだったの?」
心美「…なんで」
真 「なんでもなにもいつか言うのかなって思ってたよ。でも、言わなかった」
心美「…うるさい」
真 「それはさ、周りを傷つけたくなかったとかそんなんじゃないだろ」
心美「…は?」
真 「お前はさ、自分が傷つきたくなかっただけだろ」
心美「!!」
真 「なんだよ、自分のことよくわかってんじゃん」
心美「…うるさい。」
真 「うるさくない。いい加減素直になったら?」
心美「…だって…」
真 「なんだよ」
心美「…」
真 「なんだよ」
心美「私だって本音で話したかったよ!でも、でもそんなの聞く耳持たないじゃん!お前は身長高いから男役だとか、経験者だからみんなの面倒見ろとか!!なんなの!私に何を求めるの!そんなのみんな勝手だよ!!!」
真 「言えばよかったじゃねーか」
心美「そんなの…簡単じゃ」
真 「簡単だよ」
心美「だって」
真 「言いたいことなんて気にせず言えばよかったんだよ。なんで我慢してたんだよ。」
心美「…」
真 「…言えよ」
心美「…え」
真 「今からでも言えよ、ずっとモヤモヤしてんだろ?」
心美「…でm」
真 「言え」
心美「…」
真 「言えよ!!」
心美「…私は…」
真 「は?」
心美「私は…」
真 「なんだよ」
心美「私は!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
真 「ほんとにいいのか?ちょっとでも気になるんならちゃんと言えよ?」
心美「…。」
真 「ん?おい?」
心美「…え?なに」
真 「だから、今日はいつもの練習でいいのか?」
心美「え、あ、え」
真 「何ほうけてんだよ」
心美「え、うん、ごめん」
真 「なんだ?病気か?大会まで時間ないんだから勘弁してくれよー」
心美「…タイカイ?」
真 「なんだよほんとに病気か?あと1ヵ月切ってんだぞ」
心美「(時間が、戻ってる?)」
真 「まあ、いいや、今日はお前帰れ。」
心美「待って!」
真 「なんだよ、うるさいな」
心美「…あの、ね」
真 「ん?」
心美「…えっと…その…」
真 「……」
心美「…だから…うんと…」
真 「~~~なんだよ!はっきり言えよ!」
心美「!。びっくりするから叫ばないでよ!」
真 「お前がうじうじしてるからだろ!」
心美「わかったわよ!」
真 「じゃあ、言え!」
心美「…今のままじゃ、だめ、だと思う…」
真 「は?具体的には」
心美「みんなセリフ読むのに必死で全然気持ちが入ってない。あれじゃ動く人形と一緒だよ」
真 「…お前ひでーな」
心美「!真が言えっていったんじゃない!」
真 「あはは、わりいわりい、でも、それちゃんと言ってやった方がいいんじゃない?でも、それってしっかりした練習のやり方あるのか?」
心美「ちゃんとある!むしろやったほうがいいと思う!」
真 「わかった、じゃあ、練習まで少し時間いるな?」
心美「うん、ちょっと用意したい」
真 「じゃあ、ちょっと基礎練しとくからよろしく」
心美「わかった」
真 「なあ!」
心美「え?」
真 「…」
心美「何?」
真 「…ちゃんと言えんじゃん」
心美「…!」
真 「じゃあ、よろしくな!おーい!基礎練すんぞー!」
心美M「それからはなんかもう、バタバタだった。今までの練習に足りないものを増やすために朝から晩まで、練習、確認、練習、確認…。正直しんどくて、もう声なんて出なくて、それでも頭は回さなきゃで。…でも、たのしかった。いったいなんでこうなったのか、それともあれは夢だったのか。…正直どんなに考えてもわからない。でも、いいんだ。そんなのなんでもいい。みんながそれからかけた時間と練習の成果は、ほんとに目に見えるほどだった。…なんだ、初めから言っておけばよかった。そして、大会前日。」
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真 「はあ、はあ、…あー、しんどい…」
心美「なに?体力落ちたんじゃない?」
真 「誰かさんのせいでメニュー増えたからだろ!」
心美「ははは、ごめんね?」
真 「いいよ、正直楽しいし」
心美「1ヵ月前はどうなるかと思ったけど、みんな頑張ったよね」
真 「まだ本番終わってねーぞ?明日だぞ?」
心美「わかってるよ。でも、そう思わない?」
真 「まあ、正直学芸会でもあれはねーなってレベルだったもんな。今の方が絶対にいいものになってる。」
心美「体力もついたしね?」
真 「言いたいことも言えるようになったしな?」
心美「男役だけはまだ不服だけど?」
真 「だったら次は女役やればいいじゃないか」
心美「次って」
真 「プロ目指してんだろ?」
心美「え」
真 「目指してんだろ?」
心美「…うん」
真 「だったら男役もあの子できるんだぞ!ってところ見せてやれよ!幅が広がる経験だろ?」
心美「…はは、まあ、そうだけど、なんか真…」
真 「…。なんだよ」
心美「おっさんくさい」
真 「うるせーな!いいんだよ!」
心美「あははは、じゃあ、そろそろ始めないとね」
真 「最後の練習。悔いなくやらねないとな」
心美「最後じゃないよ」
真 「ん?」
心美「入賞したら次があるでしょ?」
真 「!はははは、そうだな!じゃあ、とりあえず今回軽ーく入賞すっか!」
心美「そうそう!じゃあ、とりあえず始めますか!!」
真 「よし!集合!!…いよいよ明日が本番だな。突然練習メニューが地獄になって、びっくりしたよな?俺もな、まさかこんなに絞られるなんて…」
心美「ちょっと!」
真 「ははは、冗談だって。みんな、いい顔になったよな。だから、明日は大丈夫だと思う。でも、詰めが甘いのが俺たちだ!悔い残さないようにしっかりやろうな!」
心美「じゃあ、今日は最後の通し練習だけど、気になるところはみんなで言い合おう!本番のつもりで!」
真 「よし!じゃあ、みんな!用意!」
心美「照明、音楽も大丈夫?」
真 「タイミングみんな合わせろよー?一人で突っ走らないように!」
心美「じゃあ、大丈夫かな」
真 「行けるかな」
心美「大丈夫でしょ」
真 「じゃあ、みんな、本番のつもりで!気持ちいれろ!」
心美「…大丈夫、みんな気持ち入ってるよ」
真 「よし、心美、おまえも用意しろ」
心美「うん!」
真 「最後の練習だからって気抜くなよ!」
心美「最後の練習にさせないから大丈夫!」
真 「ははは、そうだったな!」
心美「じゃあお願い!」
真 「行くぞ!本番!よーい!(手をたたいてください)」
ーもくじー
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