陽♀:名前ひなた、この物語の主人公、恋する女の子
春 :名前はる、楽の感情、オタク
夏 :名前なつ、怒の感情、趣味、実況動画
秋 :名前あき、喜の感情、恋愛妄想癖
冬 :名前ふゆ、哀の感情、臆病
雨 :名前あめ、恐怖の感情、二重人格
夏 :名前なつ、怒の感情、趣味、実況動画
秋 :名前あき、喜の感情、恋愛妄想癖
冬 :名前ふゆ、哀の感情、臆病
雨 :名前あめ、恐怖の感情、二重人格
空 :主人公の好きな人。劇中には出て来ません。
主人公は女性ですが、男性として演じて頂いて構いません。
主人公意外は不問です。
主人公意外は不問です。
陽:
春:
夏:
秋:
冬:
雨:
春:
夏:
秋:
冬:
雨:
陽 「あなたは、多重人格を信じますか?物語冒頭から何を言い出すんだって顔ですね?でも、自分の中にもう一人の自分がいたら…。一度は考えたことありませんか?実は、私の中にはもう一人の自分が…なーんてね。話しは変わるけど、恋をするといろんな感情が出てきませんか?その時頭の中ではどんなことが起きているのか!!冒頭から主人公が重々しく話していますが、この話はコメディです!さあ、肩の力抜いて楽しんで聞いてくださいね!おや、誰かが熱心にスマホで検索してるみたいですね。少し覗いてみましょう」
秋 「えーっと、なになにー。遠くから見ているだけで満足は卒業…。ほう。……ふふ、なるほどなるほど。」
陽 「この子の名前は「あき」、恋愛妄想を抱いている喜びの感情。暇さえあればスマホで恋愛について調べてる。妄想するのは得意なんだけどねー」
秋 「告白されるのを待つのではなく?告白させる女になろう?!なるほど!え、そのためには?どうするの?まず大事なのが」
夏 「実況動画を見よう」
秋 「なるほど!実況動画を…って、なつ!なんでいつも邪魔するの!」
夏 「えー、だって、○○の△△の通知来たんだもん」あなたの見てる動画と実況者名を入れてください
秋 「そんなんいつでも見れるでしょ?!」
夏 「通知来た今みたいんだよー、ほら、ほら、いつもスマホ貸してやってるだろ?」
陽 「この動画動画言ってる子が「なつ」。動画実況にはまってる怒りの感情。いつもあきとスマホの取り合いをしてる。あーあー、この感じはいつも通りの…」
秋 「今ちょうどいいの見つけたの!これだけ!見たいから!」
夏 「そうやっていつもちょっとだけ、これだけでおわらないだろ?ほら、貸せ」
秋 「いや!」
夏 「おい!優しくしてやってたら調子飲んじゃねーぞ!!」
春 「まあまあ、とりあえずケンカしててー、二人ともー」
秋・夏「はあ?!」
春 「今期のアニメチェックしなきゃー。ほらほら、いつも通りケンカしてて?」
陽 「この子は「はる」ちょっとオタクな楽しみの感情。なんだかんだおいしいとこ持って行くのよねー。のんびり屋のくせにきついこともずばずば言っちゃう子」
秋 「待って!まだ見てるの!」
夏 「こっちだって早く動画見たいのに!」
春 「そうやっていつも通り無駄にケンカしてなよ。その間にチェックしたら返すからさー」
秋 「いつも通りって!」
夏 「無駄ってなんだよ!」
春 「もー、うるさいなー、だから喜んでたり怒ってたりするの地雷って言われるんだよー」
秋・夏「はあ?!!!!!!!」
冬 「ちょっと…みんなケンカしないでよ…」
陽 「このケンカを止めに入った子が「ふゆ」この子はみんなに仲良くしてほしい哀の感情。って言っても、まだ私にはこの子があまり理解できていない。まだそんなにわからないってことなのかなー」
春 「はいはい、ふゆちゃん、すぐすむからねー」
秋 「何済ませようとしてんの!」
春 「はあ?検索したらすぐにスマホ返すって言ってるだけでしょ?」
秋 「な…!あんたの言い方は紛らわしいのよ!」
春 「あれー?なーに考えたのかなー?」
秋 「ば…!何も考えてないわよ!」
春 「いっつもなーに検索してるんだかー」
秋 「な…!!!!!」
夏 「おい!どうせケンカしてるんなら今スマホ貸せよ!動画見せろよ!」
冬 「ねえ…やめてよ…」
雨 「冬、どうしたの?」
冬 「雨、みんながまたケンカしてて…」
雨 「ねえ、みんな?ケンカよくないよ?冬だってこう言ってるでしょ?」
秋・春・夏「(おのおの今までの内容を踏まえていい合いしてください)」
雨 「ねえ、みんな聞いてる?ねえ!」
陽 「この子は雨。恐怖の感情。え?どこが怖がってるのかって?どっちかって言うと冬の方が恐怖みたい?いやいやそれは…あーあ。」
雨 「ねえ、ねえってば!…おい、お前らいい加減黙れ!!!」
春 「(やば)」
夏 「(げ)」
秋 「(うわー…)」
雨 「うるせえっつってんだろあん?黙って聞いてりゃぴーちくぱーちくここは動物園か!」
陽 「このこは恐怖は恐怖でも、恐怖を与えるほうなんだよね…。もう、口が悪いもう一つの人格が出てきちゃって…みんなからは「ゲリラ」って呼ばれてる子だよ…」
秋 「だってそれは、なつが…」
雨 「うるせえ!!お前がちょっと貸してやりゃ済むことだろ!」
秋 「だって…」
雨 「一日中スマホばっかいじって無駄なことすんな!!!」
夏 「だよな!俺だって」
雨 「お前だってそうだよ!!動画?んなもんいつでも見れんだろ!仲良く使えっていつも言ってんよな?」
夏 「だって…」
雨 「あ?なに?」
夏 「…ごめんなさい…」
春 「だからいったのに」
雨 「おい、お前だって同類だろ?いつも一言多いんだよカス。結局お前のせいで事がいつも大きくなんってんだろ、こら」
春 「…はい、すみません…」
雨 「これからは仲良くできるよな?」
春・夏・秋「…」
雨 「できるよな!」
春・夏・秋「は、はい!」
雨 「よーし。なあ、冬」
冬 「何?」
雨 「お前ももう少し強く言えねえとな?」
冬 「うん…次からは頑張る」
雨 「よし、えらい子だ」
夏 「(お、そろそろだな)」
雨 「みんな、仲良くしようね?」
夏 「当たり前だろ!」
秋 「みんな仲良しだよ?ねー?」
春 「あ、仲良しだよー!」
冬 「仲良しだね!」
雨 「さあ、今日もみんなで陽を助けるよー!」
全員「おー!」
陽 「ってな感じで、頭の中では常にケンカ。この状態、私はとても憂鬱なんだけどね…。まあ、でも、みんながみんな私の中の感情なわけです。私に限ったことじゃないよね?では、みんなの紹介も済んだところで、ちょっと相談が…。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
陽 「……はあ……」
秋 「んー…」
春 「お?どうしたの?」
秋 「んー、ひなちゃんがなんか悩み中でさー…」
春 「あれ?今日は特別落ちてるね」
陽 「…来ないなー…」
春 「来ない?誰か待ってるのかな」
夏 「そら、決まってんだろ!」
秋 「あ、なつ、決まってるって?」
夏 「好きな実況者の動画通知待ってんだよ!」
秋 「そんなわけないでしょ」
夏 「なんでそんなことわかんだよ」
春 「動画見ようとしてみ?」
夏 「あ?おお、…。…!……!!!なんでだ、見れねえ!」
春 「でしょ?だから今はスマホ使えないの」
秋 「え?でも私は使えるよ?」
夏 「なんでだよ!」
秋 「それは、ねえ?」
春 「それは、ねえ?」
冬 「それは、ねえ?」
夏 「あ冬、おまえもかよ、なんなんだよ、教えろよ」
雨 「恋患いでしょ?」
夏 「恋患い?」
雨 「ほら、試しに、秋?」
秋 「わかった。えっと、『好きな人からLINEの返信が来る方法』これで」
夏 「あ、ほんとに検索しだした…」
陽 「…なになに。脈絡もなく、用もなく、ただ送っただけの物には返事は…来ない………。はあ…。」
夏 「なに、どしたの?」
雨 「だから恋煩いだって。最近気になる人がクラスにいるんだよ。」
秋 「なに?見てないの?」
夏 「学校とかどうせつまんないからいつも寝てる」
秋 「はあ…。もう少し世の中のことに目を向けたら?」
夏 「うるせえ!俺の興味は○○だけなんだよ!」
春 「はいはい、単細胞は置いといて、んで、なんてLINEしたの?」
冬 「えっとね、『見てみて!この雲、四葉のクローバーみたい!』」
夏 「あー」
春 「これは…」
冬 「えーっと」
雨 「うんこれは」
秋 「だめね。こんなくそみたいなLINEじゃ返事しようもないね!」
夏 「うわ、自分の主にむかってひでえな」
秋 「だって!なんにもわかってない!こんなLINE誰が返したくなるのよ!そもそも何この意味のない文!意味のない文に誰が返事したくなるのよ!あと、時間!午前中から雲の写真?!頭の中お花畑なの!!」
夏 「頭の中はお花畑じゃなくて、俺らの部屋が…」
秋 「うっさい!」
夏 「…はい…」
秋 「いい!まずは自分よがりな内容にならないようにすること!次!相手に返しやすい内容を提供する!話題作りは大事!!そして、話を継続させやすくつなぐ!これ!LINEするうえでの基本だから!」
冬 「秋ちゃん、あつい…」
雨 「まあ、得意分野だもんね?」
冬 「確かにそうだね」
春 「秋なのに、あつい…」
雨 「はる、黙ってようか?」
春 「う…」
陽 「こうして、みんなが頭の中でいろいろと考えてくれた文をLINEで送ってみたものの、反応はイマイチ…。まあ、確かに返信はちょこちょこ来るようになったけど…。そんな、ある日のことだった。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
冬 「あー、今日は天気悪そうだなー」
雨 「俺の出番かな?」
冬 「かもねー?」
夏 「あー、でも、ひな傘忘れてったぞ?」
冬・雨「え」
夏 「あー、フラれちまうなー」
秋 「フラれるとか言うな!」
夏 「お、出たな敏感女」
春 「何が敏感なの?」
夏 「それは」
秋 「いうなー!」
夏 「何考えてんだよ」
秋 「べつに!なにも!」
夏 「はいはい」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
陽 「あー、なんで傘忘れちゃったんだろー。…このくらいなら走って帰れば大丈夫かな?」
夏 「あ、走って帰る気か!頑張れ!」
春 「応援してるとこ悪いけど」
雨 「ゲリラだ」
陽 「うわあ!降ってきちゃった!!この感じはだめだ!!」
冬 「あ、そこの建物の入り口に」
雨 「あそこなら雨もしのげるね」
陽 「はあ、はあ。…あー、なんで傘もって来なかったんだろ…」
夏 「まあ、このくらいで済んだなら大丈夫そうだな。でも、どのくらい降るんだ?」
雨 「まだしばらくは降るんじゃないかなー」
春 「まあ、夏にはよく降るからねー。誰かさんみたいに気分屋なのね」
夏 「誰の事言ってんだ!」
雨 「二人とも?」
春 「あ…」
夏 「なんでもないです…」
秋 「あ」
夏 「ん?どうした?」
陽 「え!空くん?」
夏 「そら?」
秋 「ほら、LINEの相手!」
夏 「ああ!なるほどな!なんだ、こいつも傘忘れたのか」
冬 「でも、傘忘れたおかげで」
春 「二人がいい雰囲気に…」
秋 「って!全然喋んないじゃない!」
冬 「とりあえず話題じゃないかな」
夏 「話題話題…」
春 「えっとー…」
秋 「雨、すごかったね!」
夏 「は?」
陽 「雨、すごかったね!」
夏 「うわー…言わせたよ」
春 「あ、うん。って、まあ、そうよね…」
夏 「ほら!もっと気の利いた!!」
秋 「雨、まだ止まないのかな」
雨 「あー…」
陽 「雨、まだ止まないのかな」
春 「まだ止まなそうだねって」
冬 「相手の人困ってない?」
夏 「だよなー」
秋 「これでいいの!喋らないよりはいいんだから!」
夏 「つってもよー、恋愛マニアー」
秋 「マニアって言うな!」
冬 「もう少し、話広げないと困っちゃうよ」
雨 「雨の時に雨の話は聞きたくないでしょ」
夏 「あめ、雨だらけで読みにくい…」
春 「あ」
夏 「ん?どした?」
春 「止んだ、雨やんだんだけど」
陽 「あ…虹」
春 「あ、空くんも虹見てる」
夏 「あれ、なんかいい感じじゃない?」
秋 「…計算通り!」
雨 「嘘つけ」
秋 「う…」
陽 「なんかその日は一緒に帰ることができた、二人とも結局びしょぬれで笑いながら帰れた。その日は、その日はとても盛り上がって、そこから何となくLINEが続いてる。…雨、ありがとね」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
春 「あー、球技大会か…」
冬 「春は球技大会嫌い?」
春 「嫌いっていうか…運動が…」
冬 「苦手?」
春 「…頭脳を競う大会があればいいのよ」
冬 「ふふ、頭使う方が得意?」
春 「まあね、記憶するのも得意!」
雨 「だから春の部屋おっきいもんねー」
春 「まあ、ひなたの知識の半分は私かもね」
夏 「でも、ある程度動けないとだろ?」
春 「そうなんだけどさー、頭でわかってても体が動かないんだよねー」
冬 「怖がってるのかな」
雨 「どっちかっていうと連携不足なのかもね?」
冬 「そっかー」
夏 「そういやひなは何にでるんだっけ?」
冬 「バスケだよ?」
夏 「あー、よくあの動けないやつをバスケに推薦したよなーいじめられてんのか?」
春 「仲良い子がおおかっただけよ!縁起悪いこと言わない!」
夏 「んで、実際どーなんよ?」
春 「見てわかるでしょ?」
陽 「はあ、はあ…。しんどい…。残り7分。早く…終われー…」
夏 「あははは、体力なさすぎ!」
春 「暇さえあれば、動画見て、恋愛検索して、いろんなもの調べて頭に詰め込んでたら、言わなくてもわかるでしょ?」
冬 「みんなのせいだね」
雨 「まったくだね」
夏 「だったらお前らはなにしてんだよ!」
冬 「あきらめること」
雨 「本音を隠すこと」
夏 「…」
春 「ま、とりあえずがんばれー!」
陽 「…はあ、はあ。おわった…。勝った…」
夏 「勝ったても泥試合も泥試合だな。12:8って、15分何してたんだよ」
春 「高1なんてそのくらいでしょ?」
夏 「いや、にしたってよ」
秋 「あ」
夏 「うわ!突然しゃべんなよ!」
秋 「ほら!空くん!」
春 「あ、ほんとだ、『なんとか勝てたね』だってさ」
陽 「え、いや…私なんて、その…」
雨 「あの雨宿りからいい感じだな」
冬 「…ほんとにね…」
雨 「?」
秋 「ほら!もう少しいろいろ話かけないと!」
春 「あー、男子の試合始まったね」
陽M「そして、私たちは奇跡的に決勝進出。ほんとに奇跡的に…ラスト5分。決勝戦は25分の試合、正直苦しい、息が上がる。早く終われ早く終われ…」
夏 「走れ陽!!あと5分切ったぞ!!」
冬 「お願いお願いお願いお願い」
雨 「正直厳しいかもね、あと6点差」
春 「あ!」
陽 「春香!ナイッシュー!あと4点差!」
夏 「おお!これもしかするともしかしねえか?」
雨 「かもしれないね」
冬 「でも…負けたら悲しく…」
夏 「今はそんなの言ってる場合かよ!」
秋 「あ!ボール取った!」
春 「あ!今度は美咲が!!」
陽 「これで…2点差…!」
夏 「でも時間ねえぞ!あと1分半!」
春 「ああ、ボール取られちゃった!守ってー!!!」
冬 「負けないで…負けないで…負けないで…」
雨 「あ、なんとかしのいだな」
全員「はあ…」
夏 「でも残り時間ねえよ!残り40秒!」
雨 「正直ラストワンプレイだね、厳しそうね」
冬 「負けないで…悲しくなる…」
春 「あ!ひなちゃんにボール!」
陽 「ふぇ!私!?え、あ、来ないで…」
夏 「囲まれちまうよ!!!」
陽 「…やああ!!!」
夏 「ああ!もう!むやみに投げるなー!!!」
春 「あれ、でも」
秋 「これは」
雨 「ああ」
ゴールにボールが入り、ホイッスルが鳴る
冬 「入ったー!」
陽 「え、うそ、ほんとに?」
全員「やったー!!!」
夏 「まじか!やるなー!!!」
春 「最後のはすごかったねー!まぐれにしては」
雨 「そーゆー水差すのよくないよー?」
冬 「負けなくてよかった…悲しくならない…」
秋 「あ、空君が」
陽 「あ、えっと、勝てた、えへへ」
春 「え?『やったな!最後のシュートマジですごかったよ!』だってさ」
陽 「え、そうかな。まぐれだよ~」
夏 「ま、完全にまぐれだな」
陽 「その日は、空君といっぱい話すことができた。もう、ほんとにうれしくてずっとドキドキしてた。…正直、バスケで勝てたことよりも嬉しかったかも、はは。LINEもあれから続くようになってきた。秋は寂しい季節なんて言うけど、嘘だね。それから私たちは普通に会話をできるようになった」
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陽 「はあ…、ふふ。…んー」
夏 「なんだ?笑ったりため息ついたり気持ちわりーなー」
春 「そんなときだってあるんだって」
雨 「恋煩いだな」
夏 「それはもう治ったんじゃなかったのか?」
冬 「ねえ、この辺で応援、やめない?」
夏・春・秋「え?」
秋 「なんでやめるのよ、ここからが本番でしょ?」
冬 「…だって…」
秋 「だって、なに?」
冬 「…」
秋 「黙ってちゃわからないよ」
夏 「はいはい、ストップ。秋、ケンカ腰。」
秋 「う…」
夏 「冬、黙ってたらわかるもんもわかんないだろ?」
冬 「…ごめんなさい」
夏 「ま、冬だってなにも考え無しに発言しないだろ?」
秋 「だけど!」
夏 「はいはい、そこまで、それにほら、なんかありそうだぞ?」
陽 「あ、空君。え?誕生日は3月の頭だけど」
春 「お?『そっか』だって、なんだろう?」
陽 「あ、もし…よかったら、さ、冬休みなんだけど…え?あ、そうなんだ?そうだよね、忙しいよね…。なんか、ごめんね?」
夏 「んー、いろいろ忙しい、ねえ」
冬 「…だから…」
秋 「?」
夏 「まあ、いろいろは気になるけど、突っ込まないほうが良さそうだな」
春 「そだねー、これはそっとしとこう」
陽 「それから学校では普通に話すのに、休日や夜はあまり連絡が来ないことが続いた。まあ、別に彼氏でもないんだから仕方ないんだけど…、でも、ちょっと…。…さみしい。連絡がこないとこっちからも話しかけちゃいけない気になって、少しずつ学校でも話せなくなって。冬休みが来た。大晦日にみんなで初詣に行ったときも、空君は用事で断ったらしい。…。冬休みが終わり、少しずつ春の訪れを感じても、…私の春の音はなかなか来なかった。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
陽 「……はあ……」
夏 「なんだなんだ、結局元通りじゃねーか」
冬 「…」
夏 「ん?冬どした?」
冬 「…言いたいけど、言いたくない…」
夏 「ん?なんか複雑だな」
春 「ひなちゃんもふゆも複雑だねー、でも、もっと複雑なのが」
秋 「はあああ~………」
雨 「あき、それはため息なのか?」
秋 「…せっかく恋愛できそうなのにさー、こんなのないよねー…」
春 「でもあの時よりは進んでるんでしょ?」
秋 「…まあ、連絡来るには来るけど…」
春 「んー?『ほら!朝焼けめっちゃきれい!!』」
夏 「んだよ、拗らせてたときのひなみたいなLINEじゃねーか」
秋 「脈はあると思うんだけどなー…」
雨 「…、冬、ちょっといい?」
冬 「なに?」
雨 「何が言いたい?」
冬 「…え」
夏 「おいおい、雨、お前がそっとしとけって…」
雨 「何か言いたいことがあるんだろ?」
夏 「無視かよ…」
冬 「…フラれて…結局何もかも終わったし舞うのが怖い…」
雨 「そんなのやってみないとわからないだろ?」
冬 「でも、うまくいくとも限らないでしょ?」
雨 「…。なあ、みんな」
全員「?」
春 「なに?」
雨 「陽の恋、改めて応援しない?」
冬 「…え…」
秋 「応援したい!」
夏 「まあ、楽しそうだったしなーあの時」
春 「んー、もう少しどうなるのか見たいかも」
雨 「俺も、賛成だ。冬、どうする?」
冬 「…」
雨 「俺たちは、みんなひなたの気持ちだ。誰か一人でも反対したらひなたが迷ってしまうだろ?」
夏 「そうだな、きっと迷っちまう」
春 「迷ったら大変だよー?」
秋 「嫉妬に狂うかもね」
冬 「…」
雨 「結果はどうなるかわからないけどさ、少しだけ応援してみないか?」
冬 「…わかった」
夏 「よし!そうと決まれば作戦会議だ!」
秋 「どうやって告白するかね!」
夏 「告白!!!?早すぎねえか?」
春 「いや、脈はありそうだしいいと思う。」
秋 「告白大作戦ね!!」
夏 「…ださくね?」
陽 「それからなんとなく気が向いて空君に連絡したら、空君も都合がつくみたいで…。…今度一緒に遊ぶことになっちゃったんだけど…え?何この急展開。正直わけもわからないまま、気が向くまま、指が動くまま、動画を流し…じゃなかった。LINEを返して、気づけば約束をした土曜日になっていた。なんか、よくわかんないけど、心の中の何かが背中を押してくれてるみたい!!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
春 「…ここまではなんとかいい感じじゃない?たわいもない会話、ウインドショッピング、非オタ的日常!反吐がでる!!!」
秋 「いきなりオタクげろったら引かれるだけだから!」
夏 「だったら、こいつもそこまでの男だったってことじゃね?」
秋 「そーゆーこと言うな!」
冬 「…やっぱり…」
秋 「そこ!ネガティブ禁止!」
雨 「まあ、落ち着け秋、とりあえず本番はここからだろ?計画は?」
秋 「!そうだった。とりあえず、告白しなきゃ!」
雨 「どうやって?」
秋 「う…」
夏 「なんかいい案ねえのかよ、いつも調べてばっかのくせによー」
秋 「ほ、本番は初めてなんだからしかたないじゃない!」
夏 「使えねえ」
秋 「はあ?!」
雨 「やめて、それよりなんていうつもりなの」
秋 「えーっと、んーっと」
春 「小説家・夏目漱石が英語教師をしていたとき、生徒が ” I love you ” の一文を「我君を愛す」と訳したのを聞き、「日本人はそんなことを言わない。月が綺麗ですね、とでもしておきなさい」と言ったとされる逸話から。遠回しな告白の言葉として使われる。漱石の感性や人間性を説明するためによく引き合いに出される。 」
雨 「ん?どうした?」
春 「!つい、私に眠るオタク魂が…!」
雨 「いきなりだな!今までオタク要素ださなかったー!って作者も頭悩ませてたよ!作者ってなんだよ!!」
春 「文芸評論理論において、「作者」は、テキストの意味とその作者の意図の関係を巡る問題においての重要概念である。1968年に発表した評論「作者の死」において、ロラン・バルトはあるテキストの作者がそのテキストにおいて何を意味させようと意図したかは、そのテキストの解釈において重要ではないと説いた。この理論によると、テキストは作者一人の声のみにより構成されるのではなく、むしろ外部の影響、無意識的衝動、その他の既存のテキストなども含む、」
雨 「ちがう!そんなこと聞いてない!つか、お前何オタクだよ!」
春 「ふふん、雑食?」
雨 「知らねえよ!そんなことより告白は?!」
秋 「えっと、んーっと、そのー、あのー、」
陽 「えっと、んーっと、そのー、あのー、」
夏 「とりあえず秋がもじもじしてるのがうつってるぞ?」
雨 「今すぐやめさせろー!」
夏 「じゃあ、動画でも見るか。」
雨 「動画なんて見てる場合じゃないだろ!」
夏 「でも、相手も共感してるぞ?」
春 「『あ、俺もこの実況好きなんだよねー!』だって」
雨 「だったら今までの隠してたオタクなんだよ!!」
冬 「みんな!しっかりして!気持ちを一つにしなきゃだめだよ!」
雨 「…冬?どうした?」
冬 「ほんとは、フラれて、落ち込んで、また何もかもなくなるのが怖かった…。でも、怖がってばっかりじゃだめだよね、私も応援する!みんな!愛の力を信じて!」
雨以外「おー!!!」
雨 「ああ、愛と哀かけてたのな、無理やりだな!おい!満足か!」
夏 「雨、何叫んでんだよ、とりあえずひなをみてみろよ」
陽 「あの…その…えっと…。も、もし、…。~~~~。いや、えっと…。」
春 「相手はじっくり聞いてくれてるけど拉致があかない!」
雨 「そうだ!みんなで勇気を与えるんだ!!!なんでもいいから自分が勇気をもらったことを伝えて!!!」
夏 「実況の○○だって最後までゲームクリアするまで頑張ってただろ!
がんばれー!」
雨 「なんかださい、なんか、ださい!!でも、いいや、次!」
春 「世界には、きみ以外には誰も歩むことのできない唯一の道がある。その道はどこに行き着くのか、と問うてはならない。ひたすら進め。byニーチェ」
雨 「いい言葉だけど!ほんとに雑食だな!今のシチュエーションに合った言葉選んでくれ!」
秋 「宝くじは買わないと当たらない!告白もしなければ実らない!って、まとめ掲示板の人が言ってた!!!」
雨 「なんかいろいろ残念だな!とりあえずお前の言葉で語れよ!!!」
冬 「ほんとは、怖くて、今までの状態を保っていたいんだよね?でもね、そこから一歩進まないと何も変わらないんだよ?だから、頑張れ!」
雨 「!!ようやくまともな意見が出た!そうだ!怖がらなくても俺らがついてるぞー!」
夏 「そうだ!もしフラれても一緒にまた実況見てハラハラしたり笑ったりしようなー!」
春 「いろんなこと知ってても、まだ知らないこともあるよね!恋人ができるのってどんな感じー!!!」
秋 「恋をしたら、きっと人生良くなるよ!大丈夫!私たちが支えてる!だから、だから!!!」
全員「いっけー!!!!!!!!!!!!!!!!!」
陽 「あの!わたし、ずっとまえから、空くん、の、事。好きなの!私と、付き合って!!!!」
全員「!」
秋 「…返事は?」
夏 「!あ!ネックレスつけられたぞ!!」
春 「誕生日プレゼントだって!」
雨 「ああ、それを買うためにバイトしてて連絡とれなかったのか!」
冬 「よかったよかった!」
秋 「あ!ひなちゃんが喜んでる!!」
陽 「え…?ほんと?ほんとに!!!?」
全員「(喜びの表現をおのおのしてください)」
陽 「あの、ほんとに、いいの?私たち、こいびと?」
秋 「ああああああ、やっぱりいいーなあああああ」
陽 「あの、じゃあ、言いたいことあるんだけど…。聞いてくれる?付き合ったってことは、もう…。…私の物だよね?じゃあ、LINEの私意外の女の人消して?もう、私だけの空くんだもんね? ねえ、もっと見て?こっちみて?ネックレスはすごくうれしかったけど、もうこんなのイラナイからいつでも連絡シテ?ア、朝も、ヨルも、一緒にツナガッテたいから毎日通話しようね?…ふふふ、ダイスキだよ、ソラくん?」
全員「…え」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夏 「まさか、ひながメンヘラだったとはな」
春 「まあ、別にこっちに影響ないからいいんじゃない?」
秋 「ふふふ、ふふふふf」
夏 「影響されてんぞ?」
雨 「はあ、大丈夫かよ…」
冬 「ねえ、みんな?新しい部屋ができたの知ってる?」
夏 「あ、ほんとだ、あんな部屋なかったな」
部屋から人が出てくる
ヒナ「やあ!みんな!この前は勇気くれてありがとねー!」
春 「あ、ひな、ちゃん?」
ヒナ「わたしは、ヒナのこいごころ、ヤミだよ、よろしくネ」
夏 「あ、ああ、よろしく」
ヒナ「え?ワタシのこと嫌い?」
夏 「だれもそんなこと言ってねえよ!」
雨 「…波乱の予感」
冬 「でも、みんな笑ってるよ?」
雨 「ふゆ、よーく見てみな?」
夏 「あ、ははは(なあ、春どうするよ?)」
春 「よ、よろしくあははー(私にふらないでよ!)」
ヒナ「あははハハー、よろしくねー」
秋 「ふふふふf、ふふふffffff」
冬 「でも、めでたしだね?」
雨 「めでたく…はないな」
ーもくじー
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