お耳の恋人その1

 男「もしもし?」

女「あ、ごめんね?」

男「なんだった?」

女「なんかさ、声が聞きたくなっちゃって…」

男「ああ、そんなことか、それならいつでもいってよ?」

女「え?いいの?」

男「いいよ?」

女「やったー!大好き!」

男「突然どうしたの?」

女「だって、そう思ったから!」

男「はは、ありがとう」

女「ねえ、〇〇は?」

男「え?」

女「〇〇は私のこと好き?」

男「…ああ、好きだよ」

女「ほんとに?」

男「ほんと」

女「ほんとにほんと?」

男「ほんとにほんとだって。あ、もうこんな時間か」

女「えー、楽しい時間はなんですぐにたっちゃうのー」

男「延長なさいますか?」

女「延長したいけど、料金がなー。ねえ、お願い!もう少しまけて?」

男「無理ですよ、俺がくびになっちゃいますってー」

女「もう少し料金やすくしたり定額なんてのはないの?」

男「そのお話は上と話して検討します」

女「んー、じゃあ、今日はもうこれでいいわ」

男「満足なさいましたか?」

女「次はもっと(要望を伝えてください)」

男「では、お振込みはいつもの通りで。本日もお耳の恋人をご利用くださいましてありがとうございます。」

女「ねえ、冷めるから最後は恋人風に切ってくれない?」

男「わかりました。そろそろ寝なくてもいいのか?」

女「明日も仕事だし、そろそろ寝るね?」

男「じゃあ、おやすみ」

女「まってよー、そんなにあっさり…。ああ、切れちゃった。あーあー、彼氏ほしーなー」

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