お耳の恋人その15

 A「はい、今日は遅い時間に来ていただいてありがとうございます、面接させてもらう〇〇です、よろしく」

B「あ、よろしくお願いします。」

A「まあ、そう緊張しないで、経歴よりも見たいことがあるからリラックスして?」

B「あ、はあ」

A「えっと、うちがどんなところかはわかってますよね?」

B「はい、異性と通話をする仕事」

A「まあ、間違ってないけど、相手をしっかりと自分に恋させてほしいんですよ。まあ、たまに例外もありますが」

B「例外ですか?」

A「まあ、今日のところは、実際にどうなのかを見させて頂きます」

B「はい、わかりました。」

A「じゃあ、これを見てもらえますか?」

B「台本…ですか?」

A「そう、演技できっちり相手を自分に落としてもらいます」

B「演技とかしたことないんですけど…」

A「ああ、うちにも演技してる人は少ないから、とりあえずやってみようか?」

B「はい、わかりました」

A「じゃあ、やってみて、よーい、はい」

B「もしもし?どうしたの?」

A「んー、もっと相手を意識してやってみて?」

B「その相手の方はどんな方なのですか?」

A「相手は通話しかしないから相手の事をしっかり想像してやってみて?よーい、はい」

B「もしもしどうしたの?」

A「(いい感じならおわり、惜しい感じならもう一回振る)」

B「あ、どうですか?」

A「うん、とりあえずお疲れさまです、合格なら3日以内に連絡しますね?」

B「あ、はい。ありがとうございました。」

A「(合格不合格の感想を言う)」


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