お耳の恋人2の1

 女「あ、あのー…」

男「え?どうしたの?」
女「うわ!ほんとにしゃべった!」
男「ん?なんだよ、失礼だなー」
女「あはは、ごめんね、まだちょっと半信半疑で」
男「それが彼氏に言うセリフかー?」
女「え、あ、うん。ごめんね?」
男「仕方ないからゆるしてやるよ。で、今日はどうする?」
女「あ、そうだね。えっと…」
男「あ、おなか空いてないか?」
女「え?あ、確かにちょっとおなかすいたかも」
男「なら、何食べたい?ほら、メニューどうぞ!」
女「え!あ、ずいぶんと準備がいいのね…えっと、あ、いろいろあるんだー」
男「俺のおすすめは、ミートソースパスタとグラタンかな!」
女「あ、そうなの?」
男「いやー、ほんとにおいしくていつもまかな…げふんげふん。

  家で作ってるんだよ」
女「…あ、今聞いちゃいけないこと聞いたような…

  あ!カルボナーラ!」
男「あ、カルボナーラもあるよ?」
女「クリーム系のパスタが好きなんだよねー!じゃあ、カルボナーラにする!」
男「カルボナーラね?オーダー入りましたー、カルボナーラ一つです」
女「…あの、それはちょっとなんとかしよ?」
男「え?ああ、ごめんごめん、ミュート忘れてた」
女「…ミュートって…。まあ、開店したてだしね…」



男「あ、ほら、カルボナーラ届いたよ?」
女「…壁が開いて出てくるんだ…。あ、おもったより美味しそう」
男「じゃあ、食べよっか?いただきます!」
女「いただきまーす。…うん!おいしい!」
男「ほんと?よかったー。こっちのグラタンもおいしよ!」
女「あー、でも画面越しじゃ、あーんはできないよねー…」
男「ん?できるよ?」
女「え?ほんとに??」
男「ほら、あーん?」
女「…また壁が開くのね…はは、あーん。

  !おいしい!なんなの!この料理のクオリティ!!
男「ははは、ごはんがおいしくないと、ね?」
女「まあ、そうね。」


男「ふー、くったくった、ごちそうさまー」
女「うん、ほんとにおいしかった。ごちそうさまー。じゃあ、このあと」
男「あー。もう時間だー」
女「え!もうそんな時間?」
男「延長、する?」
女「あー、したいけどなー。ねえ、料金表出して?」
男「こんな感じかな?」
女「あー、んー、じゃあ、30分延長かな」
男「1500円になりますがよろしいでしょうか?」
女「…あのさ、ちゃんと払うからそういうのはちょっと…」
男「…ははは、ごめんね?まだオープンしたてで聞かなきゃなんだよ」
女「…はあ、好みの顔の男の画面が料金聞いてくるとか…ホストかよ…」
男「えっと、30分延長したけど。なにしたい?」
女「とりあえず散歩したいかなー」
男「あ、じゃあ、近くに公園があるから、いこっか!」
女「うん!(これが生身の人間だったらなー)」

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