お耳の恋人2の10

 男「あ、今日で何回目だっけ?」

女「え?えーっと、20回目、くらいだっけ?」
男「あ、それなら大丈夫かな」
女「ん?どういうこと?」
男「実はここってポイントがあるって知ってた?」
女「え?ポイントって、ポイントカードみたいな?」
男「そそそ」
女「ねえ、それってどこで管理してるの?」
男「ほら、一番初めにデータ作ったでしょ?あのときに取り込んだデータだよ?」
女「あ、あれで管理されてるんだ?」
男「そうなんだよ、それでね?20回来ると一回試せるものがあるんだけど、試してみる?」
女「それはサービスなの?」
男「一応?まあ、たまったポイントはなくなっちゃうけどね」
女「あ、ポイント使ってなのか。ポイント使ってしかできないことなの?」
男「まあ、本来課金するところをって感じかな?」
女「えー、じゃあ、使ってみようかな?」
男「はーい、ありがとね?」
女「全然いいよ」
男「あ、じゃあさ、今日は、家で映画とショッピング。どっちがいい?」
女「それはどっちかしか無理なの?」
男「まあ、そうだね」
女「えー、どっちがどうなの?」
男「ははは、それは内緒かな?」
女「んー、そうだなー、いつもお出かけしてるから、今日は映画で!」
男「じゃあ、ちょっと待ってて?」
女「え?うわ!あ、部屋って広がるんだ、あ、ソファーリクライニングだったんだ…」
男「おまたせ!じゃあ、一緒に見よっか?」
女「え?まだ映画選んでないよ?」
男「あー、ごめんね?実は映画は嘘なんだ」
女「え?じゃあ、いったい何を…!!」
男「ははは、どう?」
女「…きれい」
男「でしょ?」
女「プラネタリウム?」
男「あ、でもただのプラネタリウムじゃないんだよねー、ほら!」
女「あ!星が動いて…あ、これプロジェクションマッピング?」
男「そうだよー、それもね、ここだけの特別だよ?」



女「こんなにじっくりプロジェクションマッピング見たの初めて、なんか、なんかすごかった!」
男「ははは、たのしんでもらえた?」
女「うん!すごくたのしかったし、きれいだった!」
男「それはよかった」
女「あ、ねえ」
男「ん?なに?」
女「もし、ショッピングを選んでたらどうなってたの?」
男「ははは、それは言えないなー」
女「ねえ、こっちと同じくらいなの?」
男「それはもちろんそうでしょ」
女「えっと、どうしても行きたい場合は?」
男「…料金はこちらとなっております」
女「う…課金…」
男「ははは、装置がね…」
女「あー、んー、…ちなみに…値段は?」
男「えっと…驚くよ?」
女「え?ええ!えー!」
男「…ははは」
女「えっと、がんばってポイント貯めます…」
男「お待ちしております」

コメント