お耳の恋人2の12

 女「はあー…」

男「ん?どうした?」
女「いやさー…なんでもない」
男「なんだよ、言ってみ?」
女「言っても変わんないもん」
男「変わるかもしれないだろ?」
女「だって、それはほんとに難しいことだよ?」
男「それが難しいって思ってるのは、〇〇だけかもしれないぞ?」
女「じゃあ…ダメもとで…」
男「おう、なんだ?」
女「…あたま撫でて欲しい…」
男「え?」
女「ほら、無理でしょ?だから言ったのにさー」
男「できるよ?」
女「いやいや、もうね?そういう嘘はいらないよ?」
男「いやいやいや、うそじゃないよ?」
女「…え?」
男「あ、その代わり…」
女「いくら?」
男「1500円になっております」
女「買った。で?どうなるの?」
男「あ、ちょっと待ってて」



女「…なにこれ」
男「アイマスク」
女「これでどうやって頭なでんのよ!!」
男「ちょっと落ち着けって、えっと、画面に背中向けて?」
女「え?うん」
男「はい、アイマスクつけて?」
女「これはなんで付けるの?」
男「んー、夢を守るため、とでもしておいて?」
女「んー、まあ、わかった。はい」
男「じゃあ、準備はできたね」
女「え!…あ、あ、…」
男「なにかいろいろあったのか?」
女「(はあ、まさかほんとに撫でてもらえるとは…)」
男「あれ?どうした?」
女「え?ふふ、いいのー」
男「そうなのか?」
女「うん…。あー、これっていつからできたの?」
男「ああ、まだ試作段階でな、そのうちもっと良くなる予定だよ?」
女「あ、そうなんだ。…やっぱり、触れられるのっていいね…」
男「まるで遠距離カップルだな」
女「…まるでじゃないじゃん…」
男「ん?何か言ったか?」
女「べつにー?なんでもなーい」
男「なんだ?不機嫌かー?」
女「そんなことないもーん」
男「ははは、そうなのか?」
女「…あ、あのさ」
男「ん?どうした?」
女「ひとつ、わがまま言ってもいい?」
男「ん?なんだ?」
女「…ぎゅってして?」
男「え?」
女「あ、あはは…ごめん!無理だよね、やっぱり忘れて……!」
男「ぎゅー。これでいいか?」
女「…うん」
男「あ、でもこれは、内緒だよ?」
女「…絶対にいわない」
男「ははは、いいこだね」

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