女「ねえ…」
男「ん?」 女「聞いて欲しいことがあるの…」 男「うん、どうした?」 女「私、あなたのことが好き!ほんとに好きなの!」 男「ああ、俺も好きだよ?」 女「違うの!ほんとに、ほんとにあなたと付き合いたいの!」 男「…ははは、じゃあさ、俺もちょっと店員辞めてもいい?」 女「え…?」 男「俺も、俺も前からずっと好きだったんだ!店員としてじゃなく、ほんとに好きだった!」 女「え、じゃあ、ねえ!私と付き合って?」 男「…ああ、いいよ?」 女「ほんとに?リップサー」 男「リップサービスなんかじゃない!好きだ!○○俺と付き合ってくれ!」 女「!!うん!!」 男「でも…」 女「え?でも?」 男「それにはまずオーナーに話さないと…」 女「そんなに言いづらいこと?」 男「いや、前のお店のときもいろいろあったみたいで…」 女「そんなの!私たちの前にオーナーの壁なんて!大した事ないでしょ?!」 男「!!…ああ、そうだったな!じゃあ、ちょっと話してくる!待っててくれ!」 女「うん!!」 男「って、いうことで…」 オ「なあ、○○」 男「は、はい!」 オ「客に手出すなって…言ったよな?」 男「え、あ、その…」 オ「…お前ら、真剣なのか?」 男「は、はい!」 オ「よし、客連れてこい」 男「え?」 オ「いいから!お前が本気になったやつを連れてこい」 男「はい!!」 オ「んで、○○さん、あなたも本気でこいつと付き合いたいって思ってるんだね?」 女「は、はい…」 オ「どこまで本気で?」 女「それは…」 男「な、何を犠牲にしても!な?」 オ「おい!俺は○○さんに聞いてるんだ。○○さんも何の犠牲も問わないと?」 女「はい、私もそう思ってます」 オ「じゃあ、本気なんだな?」 女「はい…」 男「もちろんです!」 オ「よし!わかった、○○おまえは今日でクビだ。それでも大丈夫だな?」 男「え…は、はい!わかりました!」 オ「じゃあ、○○さん。あなたは今日からうちの店出入り禁止だ」 女「え…」 オ「そらそうだろ、大事な戦力取ろうってんだから」 男「大丈夫だよな?俺たち、しあわせ」 女「…いや…」 男「…え?」 女「いや…いや!もうここに来れないなんていや!オーナーさん!お願いします! もう彼と付き合いたいとかいいません!なので、出禁にしないでください!!」 男「な…おい!」 女「ほんの少し優越感が欲しかっただけなんです…だから!私は! 彼はもういりません!なので、…お願いします…」 オ「まあ、そこまで言われちゃ仕方ないよな。じゃあ、ほんとにいいんだな?」 女「はい…」 男「ちょっと待てよ!おい!なんだよ!なんなんだよ!」 オ「…おい、お前はもううちの従業員じゃない。口の利き方、気をつけろ」 男「う…すみませんでした…。あ、あの」 オ「なんだ?」 男「俺も結局付き合わなかったんで…店に…」 オ「それは結果論だろ?お前は一度裏切った。裏切者はいらない。荷物まとめて出てけ」 男「…はい。すみませんでした…」 オ「あ、ところで○○さん?」 女「え、あ、はい。」 オ「たった今うちの店の従業員枠がひとつあいたんだけど…うちで働かない?」
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