お耳の恋人2の18

 女「ねえ…」

男「ん?」
女「聞いて欲しいことがあるの…」
男「うん、どうした?」
女「私、あなたのことが好き!ほんとに好きなの!」
男「ああ、俺も好きだよ?」
女「違うの!ほんとに、ほんとにあなたと付き合いたいの!」
男「…ははは、じゃあさ、俺もちょっと店員辞めてもいい?」
女「え…?」
男「俺も、俺も前からずっと好きだったんだ!店員としてじゃなく、ほんとに好きだった!」
女「え、じゃあ、ねえ!私と付き合って?」
男「…ああ、いいよ?」
女「ほんとに?リップサー」
男「リップサービスなんかじゃない!好きだ!○○俺と付き合ってくれ!」
女「!!うん!!」
男「でも…」
女「え?でも?」
男「それにはまずオーナーに話さないと…」
女「そんなに言いづらいこと?」
男「いや、前のお店のときもいろいろあったみたいで…」
女「そんなの!私たちの前にオーナーの壁なんて!大した事ないでしょ?!」
男「!!…ああ、そうだったな!じゃあ、ちょっと話してくる!待っててくれ!」
女「うん!!」
男「って、いうことで…」
オ「なあ、○○」
男「は、はい!」
オ「客に手出すなって…言ったよな?」
男「え、あ、その…」
オ「…お前ら、真剣なのか?」
男「は、はい!」
オ「よし、客連れてこい」
男「え?」
オ「いいから!お前が本気になったやつを連れてこい」
男「はい!!」
オ「んで、○○さん、あなたも本気でこいつと付き合いたいって思ってるんだね?」
女「は、はい…」
オ「どこまで本気で?」
女「それは…」
男「な、何を犠牲にしても!な?」
オ「おい!俺は○○さんに聞いてるんだ。○○さんも何の犠牲も問わないと?」
女「はい、私もそう思ってます」
オ「じゃあ、本気なんだな?」
女「はい…」
男「もちろんです!」
オ「よし!わかった、○○おまえは今日でクビだ。それでも大丈夫だな?」
男「え…は、はい!わかりました!」
オ「じゃあ、○○さん。あなたは今日からうちの店出入り禁止だ」
女「え…」
オ「そらそうだろ、大事な戦力取ろうってんだから」
男「大丈夫だよな?俺たち、しあわせ」
女「…いや…」
男「…え?」
女「いや…いや!もうここに来れないなんていや!オーナーさん!お願いします!

  もう彼と付き合いたいとかいいません!なので、出禁にしないでください!!」
男「な…おい!」
女「ほんの少し優越感が欲しかっただけなんです…だから!私は!

  彼はもういりません!なので、…お願いします…」
オ「まあ、そこまで言われちゃ仕方ないよな。じゃあ、ほんとにいいんだな?」
女「はい…」
男「ちょっと待てよ!おい!なんだよ!なんなんだよ!」
オ「…おい、お前はもううちの従業員じゃない。口の利き方、気をつけろ」
男「う…すみませんでした…。あ、あの」
オ「なんだ?」
男「俺も結局付き合わなかったんで…店に…」
オ「それは結果論だろ?お前は一度裏切った。裏切者はいらない。荷物まとめて出てけ」
男「…はい。すみませんでした…」
オ「あ、ところで○○さん?」
女「え、あ、はい。」
オ「たった今うちの店の従業員枠がひとつあいたんだけど…うちで働かない?」

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